SUPERIAL CLASSIQUE REEDS（クラシック用リードについて）

1997年、スペリアル、“DC”に続く新しいリードのプロジェクトがスタートしました。 それは、クラシック奏者、ブラスバンド奏者の為のリードを作る事でした。

まず最初は、クラリネットリードをデザインする事から始めました。 このリードのコンセプトは、表現力豊かでありながらクラシックの伝統を守った暖かく、暗く落ち着いた美しい音色を作る事でした。 この様なリードをデザインする為にいろいろ調べていくうちに、昔のトップクラッシック奏者が尊敬の念を込めて好んで使用したリードに出会いました。 このリードは商業的には成功しませんでしたが、世界のトップクラリネットプレイヤー達、例えばシカゴシンフォニーのクラリネットセクションのメンバー等に使用されていましたが、その後製造中止となりました。 私達は、このリードのデザインの影響を受けながらも変化を加え、現代の音楽にも適応する様な試作品のデザインを試みました。

実際作ってみると、以前のリードと比べ現在の正確な堅さのテストやカットのできる機械を使用する事で、より正確で安定したリードを作れる事がわかりました。 そして世界でも有名なプレイヤー達にテストをしてもらった結果“スペリアルクラッシック”が完成しました。 このクラシックの特色は、伝統的で優れた昔のリードのエッセンスを持ちながら、変化を加え反応の良さ、クリアーさ、そして歌う様な優雅さを持った音色を作り出す事に成功した点でまさにクラッシック音楽に最適なリードに仕上がりました。

このクラリネットリードのデザイン、テスト面等で東京フィルハーモニー交響楽団の副首席クラリネット奏者“杉山　伸”先生に御協力頂きました。 杉山先生の日本をリードするクラリネット奏者としてのコンサート、レコーディング、TV等での経験は、このリードを完成させるのに大変貴重な助けとなりました。

こうして、スペリアルクラッシックリードは、杉山先生を始め他のトッププロクラリネットプレイヤーに使用されています。また大学、高校のブラスバンドクラリネット、サクソフォンプレイヤー達もこのリードを使い始めています。 クラッシックプレイヤー、ブラスバンドプレイヤーの皆さん、是非“スペリアルクラッシックリード”の質の良さを実際に自分で吹いて確かめてみて下さい。