オットーリンクメタル、ラバー(テナー)におすすめしたいリガチャー

オットーリンクと言えばジャズの定番。
テナーサックスでジャズを演奏するのならば、まずはこのオットーリンクで練習し始めたというプレイヤーも多いと思います。
ラバーとメタルがありますが、どちらもいまだに人気の高いマウスピースです。
実は私自身も、ずっとリンクメタルを使っています。

付属リガチャー

オットーリンクには、メタルもラバーもリガチャーが付属しています。
以前は私(店長 神谷)自身、付属リガチャーを使っていました。
昔の付属リガチャーは、それなりに良かった記憶があるのですが、数年前から、そのリガチャーの出来が今一つに感じています。

リガチャーでどう変わる?

そもそもリガチャーを替えるだけで劇的に吹きやすくなります。
しかしリガチャーにはそれほどこだわらないという、特には初心者の方がいまだに多いのは、とても残念です。

具体的には、良いリガチャーを使うことで

  • 息が入りやすくなる
  • 音がコンパクトにまとまり良く鳴る
  • コントロールがしやすくなる
  • 結果的に速いフレーズでも楽に吹ける

等々のメリットが生じます。

良いマウスピースを使うことはもちろん大切ですが、良いリガチャーを使うことで、更に楽に快適に楽しく演奏できるようになります。

そのため、サックス専門店の弊店としては、できれば初心者の方にこそ、良いリガチャーを選んで使って欲しいと思っています。

オットーリンクに関しても、メタルであれラバーであれ、テナーであってもアルトであっても、リガチャーを替えることで劇的に変わります。

おすすめのリガチャー

そこで弊店では、次の2種類のリガチャーをおすすめしています。
現在、リガチャーの種類は様々で選ぶのが本当に大変ですが、弊店でのリガチャーの選定基準とおすすめするポイントは、サックス本体、マウスピース同様に次の2点です。

  • 『音程』『タイミング』共にきれいに発音できるかどうか
  • ひとつひとつの音にニュアンスが付けやすいかどうか

リガチャーを選ぶ際に、音色の好みで選ぶ方が多いと思いますが、この2点を選定基準に加え、意識して選ぶことでかなり良いリガチャー選定ができるようになると思います。

この2点の選定基準で絞り込んだのが次の2つのリガチャーです。

1.ロブナーベルサ

付属する2種類のプレートの入れ替えと、布の当て方の組合せで6種類のヴァリエーションが楽しめます。
密度の高い、魅力的な音色が出せるとこが魅力。
NYモデル及びVintageモデルにはサイズが合いませんので注意が必要です。
弊店でマウスピースと同時にご購入頂く場合は、サイズ合わせをした上でご提供しています。

このロブナーベルサは、価格は安いのですが吹きやすさは抜群に向上します。
まずはこのリガチャーでも十分です。

ロブナーベルサ

ロブナーベルサ詳細

2.シルバースタイン

こちらは価格は少々高めですが、是非とも一度はお試し頂きたいリガチャーです。
実は、学生時代からオットーリンクメタルテナーを付属リガチャーで吹いていた私自身、初めてリガチャーを替えたいと思ったのがこのシルバースタインです。

とにかく反応が素晴らしく、早いフレーズでもホントに楽に吹けますし、コントロール性が信じられないくらい向上します。
使えるリードも増えるという恩恵も受けています。
シルバースタインには、種類が色々とあるのですが、私が選んだのはオリジナルシルバー
もっと明るめのサウンドがお好みの方はゴールドを選ぶと良いです。

弊店の選定基準である、1.『音程』『タイミング』共にきれいに発音できるかどうか、2.ひとつひとつの音にニュアンスが付けやすいかどうかに確実に応えてくれるおすすめのリガチャー。実店舗の方で吹き比べをするお客さんの多くが、買って帰るリガチャーでもあります。

シルバースタイン詳細

以上、弊店がおすすめする2種類のリガチャーをご紹介しましたが、皮っぽいのとか紐っぽいリガチャーはどうも好きになれないという方は、Bullseyeリガチャーはいかがでしょうか?

このBullseye、リガチャーにウェイトをかけるという独自の発想で開発されたリガチャーで、国内外の有名サックス奏者もこっそり使っているようです。
弊店で購入頂いたお客様の反応もとてもよく「リガチャーでこれほど変わるとは思いませんでした」「自分が上手になったように感じます」等の感想を多くいただきます。

オットーリンクメタルに関しては、モデルの違い、製造時期の違いによってマウスピースのサイズが異なるため、このBullseyeリガチャーに関しても、購入の際には注意が必要です。

Bullseyeリガチャー詳細

以上、オットーリンクにおすすめしたいリガチャーをお伝えしました。

繰り返しになりますが、リガチャーを替えることで吹きやすさ、コントロール性が向上し、より演奏自体に集中できるようになります。そして何よりも楽しくサックスを吹けるようになりますので、上達も早いです。

是非ともご自身に最適なリガチャーを探してみて下さい。