ラバーなのにメタル並みのパワフルサウンドを実現!ビッグバンドのリードアルト奏者等に!
国内ハンドメイドリガチャーで有名なBullseyeが開発したハンドメイドマウスピースが新しく生まれ変わりました。
旧製品の良さを残しつつ、吹きやすさが大幅に改良されました。独特の音色、そして吹奏感を持ったマウスピースです。色は「白」のみ。ハンドメイドマウスピースの割には安価です。非常に反応の良いマウスピースをお探しの方に、是非一度お試し頂きたいマウスピースです。
今回、SAXmen.jpでBullseyeマウスピースを販売させて頂くにあたり、代表者であり職人でもある小山宣夫さんにお話をお伺いしました。
そもそもマウスピース作りをはじめられた経緯は?
数年前に、サックス本体を作ったときに、マウスピースも必要だということで。
ちょうどその時期に、ジェイクコンセプションさんにBullseyeリガチャーを気に入ってもらっていて、その時ジェイクさんに「君もマウスピースを作るべきだよ」と薦められたのもきっかけのひとつですね。その時、ジェイクさんから彼独自のマウスピース作りの秘訣等もこっそり教えて頂き、大変参考になりました。
Bullseye(ブルズアイ)マウスピースの特長は?
これまでにない音色、吹奏感が特長です。鳴らしやすく、ピッチも安定します。
既存のマウスピースと比べ、どこが一番異なりますか?
鳴らしやすく、吹きやすい、を実現するために、独自の加工精度の高さを特徴としています。
専門的な事を言えばきりがありませんが、元々、トランペットのマウスピース作りを行っていた経験を生かし、とにかく細かい部分にまでこだわり時間をかけて高精度に仕上げています。機械では測れないレベルですので、完全な自分自身の感覚に頼っています。
素材へのこだわりは?
いろんなものを試したのですが、最終的には現在のABS樹脂に。これが最適でした。もちろん、食品衛生法もクリアしてます(笑)。
この白という色が最近では非常にユニークですね。
はい、これは、見た目がきれいということもありますが、実は、この色が一番良い音色だったんです。その他の色も試したのですが、白が一番Goodだった。音色で選んだ結果、白になったんです。
旧モデルも含め、すでに幾人かのプロ奏者も気に入って使っているそうですが?
はい、すでに何人かのプロ奏者に使っていただいています。特に、宮本大路さんに、アルト用として随分気に入って頂いて。彼は、このマウスピースを最初に吹いたときにえらく驚いて、喜んでくれました。それ以来、アルトを吹くときは、このBullseye(ブルズアイ)マウスピースを使ってくれています。土井徳浩さんや藤本匡光さん等もメインのマウスピースとして使ってくれているようです。
「1930~50年代の夢のヴィンテージ・サウンド」というキャッチコピーですが、これは(笑)。
色んなプロの方等に吹いて頂いて感想をもらったのですが、ヴィンテージのブリルハート(Brilhart)とニューヨークメイヤー(Meyer NY)のいいとこ取りのようなイメージらしいんです。
それでこのようなキャッチコピーに。
生音ではないのでどこまで伝わるかわかりませんが、サンプル音源も よかったら聴いてみて下さい。
(旧モデルの音源です)
リニューアルモデルの試奏動画
どんなプレイヤーに使って頂きたいマウスピースですか?
ジャズのマウスピースを使っても、ジャズらしい音がしないという初心者の方から、リミッターのかかったマウスピース(※)に物足りなさを感じているプロ奏者までお勧めします。
そして楽に音を出したい方。現在のマウスピースで細かいニュアンスが出しにくいと感じている方。 等に試して頂きたいですね。
※Bullseyeマウスピースに対しての、あるプロ奏者の方の感想から引用し、このような表現を使わせて頂いています。
最後に、小山さんのマウスピース作りのコンセプトを教えて下さい。
初心者の方に対しては、やはりいかに吹きやすいか、という点に重きを置いていますが、 プロレベルの方に関しては、そのプレイヤーの表現をいかに邪魔しないか、という部分が 重要ではないかと思います。 というのも、多くのプロプレイヤーの方と接していると、現状の多くのリガチャーやマウスピースは どこかで妥協しながら演奏する必要があるとおっしゃいます。 プレイヤーの表現力等に関しては、個人個人の技量にかかってくるわけですが、 リガチャーやマウスピースがそれを邪魔をしてはいけないと思うのです。 私のリガチャーやマウスピースを使ったからといって、そのプレイヤーの表現力や演奏技術が即座に向上するということはないかもしれませんが、そのプレイヤーの技量を十分に発揮できるものだと思っています。
Bullseye「BIRD」の製品詳細情報は、こちらよりご覧下さい。
使用プロプレイヤーの試奏動画等はこちらです。